先日「葉月の満月」と題して談話室に投稿し諸兄からコメントを頂き、若干遅くなりましたが、
それに応えて今回はコンパクトデジタルカメラ(以下 「コンパクトデジカメ」という)による月の
撮影の一例を紹介します。使用カメラはコンパクトデジカメが市場に出始めたころ購入の
オリンパス C-70 ZOOMを使用しました。現在多くの皆さんが愛用されているコンパクト
デジカメは撮影機能も種々多く備え、また、向上されております。機種によって呼称等若干
異なりますが、撮影機能だけでもその撮影モードは、AUTO:フルオート、P:プログラム
モード、A:絞り優先モード、S:シャッタースピード優先モード、M:マニュアルモード等の機能
が大方の機種に備えられています。したがって、撮影で月の表情の捉え方もいろいろな方法
が考えられます。今回はMモードで絞り値Fは固定しシャッタースピードを適宜変化さて撮って
みます。ただし、月は非常な遠距離目標であるので画像を大きく撮るためには大層高倍率の
撮影機能が必要ですが、カメラにその機能が無いのでパソコンの力を借ります。即ち、カメラの
撮る画質を高画質に調定して撮ったものをトリミングにより画素数を所要の数値まで引下げ
相対的に画像を大きくします。もう一つ、他に力を借りるもの、それは三脚です。比較的遅い
シャッタースピードを使用するのでカメラ振れを防ぐため必要です。
以下具体的な手続きについて説明します。
カメラの主な調定諸元
撮影モード:M(マニュアル) 絞り値F:5.6 露出補正:0 ISO感度:80
画質(画素数 単位:ピクセル):33072×2304 光学・デジタルズーム最大(約30倍)
以上はNo.1~No.6とも不変
シャッタースピード:Sのみを後述の通り変えて撮る。
撮影後カメラからパソコンに画像を取り込み、それぞれの画面の画素数をトリミングの操作
により画素数を500×300に変える。次いで投稿用にシンプルコラージュのソフトを利用し
2画面を画素数 500×600の1画面にセットした。
No.1 : S=1秒 No.2 : S=1/1.6秒
No.3 : S=1/2秒 No.4 : S=1/3秒
No.5 : S=1/10秒 No.6 : S=1/15秒
以上の通りです。ご参考になれば幸甚です。 (終)