水交会月例参拝会による靖国神社月例参拝は月の第3木曜日午後行われていますが、
史料調査会の月例研究会(於水交会)も同日午後実施され同研究会への参加を心懸けて
いるため、なかなか靖国神社参拝に参加する機会がなかったが今月は研究会が繰り上げ
て実施されたため、本日12月20日(木)是枝兄と共に参加した。今回は水交会月例参拝会
として368回目の参拝です。以前は多数の諸先輩が参加されていましたが、時の流れに抗
する能わず今回出席の兵学校出身者は73期1名、74期2名、75期2名、76期1名、77期
2名、78期1名であり、あと海軍出身者3名、海上自衛隊出身者23名、 有志等5名合計40
名であった。昇殿参拝時の玉串奉奠は73期島田八郎先輩が辞退され是枝と高田が務めた。
この機会を捉え靖国神社ご本殿の向って左の直近に鎮座されている元宮と鎮霊社について
紹介します(各説明は社について説明の立札による)。
元宮 文久3年福羽美靜ら津和野藩士が中心となり、京都祇園社に小祠を建て徳川斉昭卿
等維新の志士四十六人の霊を祀る。後に幕府の嫌疑を恐れてこれを取壊し、福羽邸内
にひそかに建てた小祠に霊璽を移して祭った。奠都に伴い更に東京に移されて祭祀が続
けられたが招魂社のさきがけとも言うべき由緒に鑑み、昭和6年福羽邸より神社に遷座、
元宮と称して今日に至る。 例祭日 四月一日
鎮霊社 明治以来の戦争・事変に起因して死没し靖国神社に合祀されぬ人々の霊を慰める
ため昭和四十年七月に建立し萬邦諸国の戦没者も共に鎮齋する。
例祭日 七月十三日
(終)