はじめまして 9分隊の松成博茂です。
是枝兄の再三再四の叱咤激励を受け、投稿した次第です。
小生腕が未熟の為なかなか御挨拶ができませんでしたが、今回は友人の懇切なるお手伝いを得てやっと登場することになりました。よろしくお願いいたします。下記は、東京八区の皆様にも御披露したものです。
*********************************************************** 先日、さる講演会で知日派で知られる朱建栄氏(東洋学園大学教授)
「きびしさます日中関係」と題して約一時間の講演に出席致しました。
その中で、「中国人の民衆は日本をよく知らない。日本人で知っているのは田中角栄と東条英機と山口百恵の三人位」と冗談めかしていたが、一方「日本人も中国人のことをよく知らないのではないか 」と示唆した。
1972年日中友好条約が調印されるに際し、中国共産党幹部、毛沢東と周恩来は日本から賠償はとらないと決めたが、当時極めて貧しかった中国民衆は日本から賠償を得ることによって生活が豊かになると大いに期待していた。中国共産党はその理由として第一世界大戦でドイツに賦課された莫大な賠償が、連合国に対するドイツの深い恨みとなりそれが第二次世界大戦の原因となった。よって中国はこの事例に鑑み、日本からの賠償をとらぬことにすると決断し、中国民衆を説得したのだと説明あり。この決定に対し、民衆は今でも賠償をとらなかったことに不満を持ち続けていると思われる。こういった背景を日本人はあまり理解していないのではないかと思うが、このあたりの中国民衆の感情の屈折が日中友好問題の背景にある様に思えると敷衍した。
朱氏は「こうしたら日中関係は好転するという様な具体的な案をもっているわけではないがこのあたりの事情を日本としてもよく考えて日中関係好転のためなにか日本から提案されることがありませんでしょうか」と極めて抽象的な発言があったが、政治音痴の小生としては、例えば北京/上海の高速鉄道を日本が無償で建設し日中友好のために中国国民に寄贈するといった風なことが歴史認識に対する日本の具体的な行動であるとでも言っているのかなあと感じられた。
いずれにせよ小泉首相が靖国参拝をとり止めたらと言ったことでは解決出来る問題ではないと感じられました。
上記小生の下衆の勘繰りの様な思いつきをお笑種として御受取り下さい。