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(今回は、季節に関係有り とは言い難いテーマになりますが、たまたま 5月に訪ねた先での事ゆえと 大目に見て下さい)
静岡の地(かっての駿府)は、安倍川の下流域に位置し、今川氏、徳川氏など古くからの権威が深く浸透した地で、文化的な遺跡が多く点在して居りまして・・・、 先月のこと、 それらの一部を訪ね歩いたと ご推察下さい ・・・
・・・ 由緒有る或る寺(見性寺)でのこと、 本堂に上がり、中を拝観しながら「脇部屋」へ来た時・・・ 案内人が、やおら、天井の隅に手を掛け、横にスライドさせますと・・・、 アーラ 怪しや、 「天井裏」への口が空いたでは有りませんか・・・ 更には、其の中に引き出し式の梯子迄仕込まれている模様・・・
案内人の曰く 「此れが『寺銭』の謂れになった現場です」 とのこと・・・
其の昔、土地の旦那衆が ”ご法度のお遊び”にふけった名残だそうです。
(江田島以来 純粋一筋に生きてきた小生には、詳しく説明するだけの経験・知識は無いのですが・・・大変に珍しく、面白そうな事に思えるので、あえて紹介しました) (最近立て替えられた近所の寺にも、この手の仕組みが有ったが、残されなかったそうで、 やがては、何処にも見られなくなるのでは無いでしょうか) ・・・ (今のうちに、良く見て置いたが良さそうです)
と云うことで、 其の奥の明り取りの障子の辺りも撮って来たので、下に載せます。
6月28日 小宮山 玄二
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