私は現役の若い頃からビジネスを主体に度々渡米を経験したが、家内は98年9月の「三鴎会カリブクルーズとニューヨークの旅」に参加しただけで、その時の快さが忘れられず昨年からポトマック川の桜を見せてあげようということになり、IALPAKに「井上様ワシントンお花見とアメリカ東海岸11日間」という旅行名で夫婦2人だけのツアーのスケジュールを組んで貰い4月1日に出発しワシントンボストン各2泊ニューヨーク5泊の旅を楽しみ11日に帰国した。
4月1日JL010便で12:08成田を離陸、北回りの航路は出発地時間16:00頃日没となり、寝そびれている中に20:30頃白み始め21:15頃雲海水平線上の日出は美事立った。(日付変更線通過)
4月1日 8:20 シカゴ オヘア空港着陸 飛行時間11時間20分 入国手続き後AA1448 に乗り継ぎ、ワシントン ナショナル空港13:05着、専用車を持ったガイドの田中氏の出迎えを受け、WESTINホテルにチエックイン後フリーア美術館を見学する。葛飾北斎作品が多数陳列去れている。美術館辺りからポトマック川べりの桜が垣間見える。ポトマック川とワシントン運河に挟まれたイーストポトマック公園の川沿いと公園の北にあるタイダル ベイスンという池の周りに桜並木がある。温暖な花曇りで見物客のそぞろ歩きの中を満開の桜を愛でる。日本の桜よりあっさりした感じであったが、大正初期に尾崎行雄氏が寄贈したとされる由緒やその後の変遷については聞き漏らした。
4月2日(日)夏時間となる 1時間進める. 晴れ
ワシントン市 人口55万人 市条例で電線は地中化、高層建築や広告については規制されており首都にふさわしい落ち着いたたたずまいは気に入ったが、目印になるものがなく夜道に迷う破目になった。
今日は初代大統領ワシントンが1759年結婚し1799年するまで住んで職を執っていた屋敷のあるマウントバーノン(市の南約25km)と海軍兵学校のあるアナポリスに行く予定にしてあった。
8:30ホテル出発 9時過ぎに到着 当時の屋敷がそのままに保存されており、広い敷地内、周囲の環境が清楚で早い時間帯なのに入場を待つ人の列が多いのに驚いた。
見学を終えて11:10出発アナポリス海軍兵学校到着12:15
アナポリス市はメリーランド州の州都で一時9ヶ月間ではあるが合衆国の首都であったことがあるそうだ。海軍兵学校へは私は昭和52年10月に訪れている。日曜日のせいもあってか生徒の
数は多くは見られなかったが制服を着た背の高い士官の卵には清々しさを感じた。
江田島の教育参考館のような建物に入館見学し街に出て昼食をとりワシントンに向かう。
アナポリスは18世紀の面影を残した品のある港町だと家内は評していた。
アナポリスを出発して約45分15:50にコンステイテユーシヨン通りに面した国立美術館
(National Gallery of Arts)に着く。私は下手ながら絵を習っているので、今回訪れる3都市には何れも世界的な美術館があり、お目当てであったが何せ出展数が厖大で限られた時間に目的を達することは至難であった。案の定 da Vinci ラファエロ の傑作が見当たらず、17時に来てくれたガイドの田中氏と一緒に入って見つけて貰うという醜態を演じた。
国会議事堂 日本大使館 ワシントン国立大聖堂などを車窓から見て18:30頃ホテルへ帰着した。