「土俵部屋」の「見学席(畳敷)」の壁に、「相撲の決まり手」の数々を記した「杉の一枚板」が飾られていました (上掲) ・・・ ”相撲四十八手”等と聞いて居たが、もっと沢山描かれて居るようだね。
「相撲部屋」の日常は、起床は5時(だったと思う)で、「新弟子」の「ぶつかり稽古」から始まり、一番済むと次の取り組みは、外に飛び出して、部屋の区画を一回りして来て後ろに着く要領で決めるのだそうで、一番でも多く稽古を付けて貰うのは大変だそうです ・・・ やがて、稽古の場は次第に上位者に移り、10時ころに「朝飯」、一日ニ食だそうです。
この時(6月2日)は、丁度「夏場所」が終わった直後で、関取は休暇中で、稽古を見ることが出来ませんでした (毎場所後1週間は稽古を休むので、力士は郷里へ帰ったり、思い思いに過すのだそうです)
「相撲部屋」の一階は「土俵部屋」で、二階から上はプライベートの居住区、そして「地下一階」は「ちゃんこ部屋」とボデービルの「トレーニングルーム」(下掲)になって居ました ・・・ (かなりの部屋に、様々なトレーニングマシーンが、処狭しと設置されていました ・・・ 写真に写って居るのは見学者)
「最後の写真」は其処の床に置かれて居た物ですが、『何』だと思いますか・・・ 『横綱の心金』だそうです (工事現場などで使われる「番線」に細い麻紐を捲いて有る) ・・・
たまたま 「武蔵川親方」が還暦を迎えるので、其の時には『赤い横綱』を締めて『土俵入り』を披露して貰おうと準備して居て、間も無く、部屋中の力士が総出で、赤い布にこの「心金」を入れて『横綱』に綯い挙げるのだそうです。 (( 終わり ))