北九州市の玄関口、JR小倉駅をご紹介します。
平成大合併の遙か四十数年前、昭和38年に福岡県北部の門司・小倉・八幡・戸畑・若松の5つの市が合併して、人口100万の北九州市が発足しました。ここ小倉駅が言わば市の玄関口です。明治24年門司ー小倉ー黒崎を結ぶ「九州鉄道」が開業して以来、今日では鹿児島本線・日豊本線・山陽新幹線・日田彦山線・筑豊本線が乗り入れるJRの九州基幹駅です。
モノレールが丁度到着しました。日本最初の「都市型モノレール」です。北九州は産炭地、到る処炭層のため地下が掘れません。道路は車で一杯です。窮余の策として通勤・通学・買い物用に、高架レールを作りました。駅前の商店街連盟が、「JR駅で降りた客が、そのままモノレールに乗ると、商店街は素通りされる」と反対して、開設時は小倉駅から100米以上も離れた処が始発駅でした。それから14年後の平成10年、JR駅の大改装を機に、やっと小口多数の地権者を説得して、モノレールが小倉駅に乗り入れました。成田空港開設でも似た話がありましたよね。長くなったので、続きは次回にします。