本来慰霊の地鹿屋に直行すべきだが、律儀な田中兄は昨秋会合を反故にした償いに、相手の経理コレス諸隈武兄の住む有田に定刻1143降り立ったのである。諸隈夫妻の案内で先ずは腹ごしらえとばかり、渓谷の奥にある有名な「龍水亭」で鯉・ヤマメ・ウナギの大御馳走に相成った。古賀元帥の顕彰碑は当地で最も崇拝される「陶山神社」の在る「陶山公園」の最高な場所に在り、地元の人々の熱き思いに感謝しながら敬虔な祈りを捧げた。また生家は諸隈邸の斜め向かいで、暫し在りし戦の日々を偲んだ。
「龍水亭玄関」 左より 三上・田中・諸隈夫人・諸隈
下の写真は 左より 直ぐ下にある「龍門ダム」・周辺の「桜」・庭先にある龍の形の源流「龍水」
「古賀元帥の顕彰碑」
「古賀元帥の生家」 碑の左横は裏面記載の「発起人名」
清々しい気持ちでいざ鹿屋へと向かったのであるが、錦江湾沿いから大隅台地に登る道を間違え、対向車僅か一台と云う最も狭く急で急カーブの道を緊張の連続で運転した。吾輩は寧ろ面白かったが、池兄の忠告通り田中兄はさぞヒヤヒヤだったであろうと後悔している。