正月四日目も、 引き続き穏やかに晴れ上がって居り、有難いことと感じて居ります ・・・
処で、 昨年の暮、 ”「正月の床の間」を 何で飾ろうかなぁ” と考えて居て ・・・
”そうだ、あれにしよう” と思い付いて選んだ結果は、上掲の如くで有ります ・・・
ご覧の通り … 「日本」の二文字で始まる 彼の 「李白」の詠った漢詩で有りまして、
今を去る 1,300年近くの昔、弱冠十六歳で遣唐留学生として、遠く長安に学び、其の人柄、才能から時の皇帝・玄宋に寵愛され、詩人・李白とも交友を深めた阿倍の仲麻呂が帰国に際し、海難に遭い、行方不明になった時 ・・・ 其の驚きと悲しみを詠ったもので有りまして …
(( 書き出しは 「日本の晁卿(にっぽんの ちょうけい)」で始まるのですが、「晁卿」とは仲麻呂の中国名だそうです )) ・・・ ( 全文の読みは、改めて紹介致したいと思います )
かって、西安(昔の長安)を訪ねた時、此の故事を知り、感激して求めて来たものでした。