清兵衛は夕方帰りの たそがれ、こちとら人生の たそがれ。物忘れは酷く義理も欠けっ放し。昨日も電話で娘から「絵描き志望の孫娘をフレンチェに連れて行くようにとのお母さん(亡妻)の遺言、忘れてはいないでしょうね」と来た。参ったねー 聞いた覚えも無いのだから。3月20日西迫兄の7回忌は所用で失礼していたが、森本兄の計らいで忘れかけた5月29日漸くお参りが出来た。亡妻の敬愛していた教会の「そうふ かけ」も、何とか格好がついた。清兵衛のようには行かぬが、青春は年齢に拘わらずと云い聞かせながら、今日もまたヘマでピエロを繰り返す弥次郎兵衛である。