尾道の小学校同窓会13日1000養老温泉集合の令あり。同日新幹線往復と決めていたが、立ち寄る所ありと急遽車に変更。事前準備もなく前日12日1100そそくさと出立す。門司めかりサービスエリアで小休止後、愛車 番号92-44(クニヨイヨイ)に乗車せんと近付くと、何と隣に57-44(コナヨイヨイ)の番号車。「こりゃ春から縁起が良い」とばかり、小雨に煙る関門橋を一跨ぎで山陽道をひた走る。
さて潜水学校柳井分校に行くには何所で降り最初の目標は?同校の所在地は確か「熊毛郡の平生」であった、しからばとばかり熊毛インターで降りるも案内板に「平生」の文字無し。よく見れば「室積」の地名、会食した女子師範学校、そこから近いとばかり「室積」を目指す。
町に入るも昔の「女子師範学校」の案内板がある筈なし、確か小さな岬に在ったと・・・
「平生」は近いの記憶だがそれらしき家並が見えず、光市役所の「室積支所」に飛び込む。
ようやく辿り着くも 悲しきかな全くの荒れ地の様で往時の縁も偲ばれず、折からの小雨の中に茫然と立ち尽くす。涙が小雨の零とともに頬をつたう。
室積支所の人を始め多くの超親切な地元の人達の情けに、茫然たる悔し涙も何時しか拭われ、暮れなずむ平生の海を後に、晴れやかにいざ尾道へ・・・