故郷は無条件で良きもの、コーヒーを飲みに入った駅構内のお店で携帯を掛け、つい大きな声に気が付いて隣の女学生(高校生)4人に「昔兵隊で歳もとって大きな声で御免ね」と云うと、「いいえお元気ですね」と標準語で好奇心の顔。「高校は何所ね」と聞くと「東高(昔の県女)」とニコニコ顔。思わず「大東亜戦争でアメリカと戦争した事を聞いた」と問うと「全然知りません」とケロケロとあっけらかん。時代が違うかと諦めながらも、孫のように可愛いのである。
愈々北4キロの養老温泉での小学校同窓会。一クラス75名(男41・女34)中 男生存者24名で60%。遠方よりも含め21名の出席者でワイワイガヤガヤ、学校での話から戦争直後の素人演芸会始め諸々の事を4時間以上愉快な談笑が果てしなく続いた。演芸会での写真を添えたのでご勘弁を。蛇足だが佐藤君と千代ちゃん・伊場君と静ちゃんともに仲の良いカップルである。
吾輩は現代劇の指導者が居なく、止むを得ず脚本書きから監督・主演までやらかしたが写真が無く、いささか照れ臭いが生家での成長振りをお目に掛けましょう。
子供の頃から今に至るまで、多くの人の情けで生かして頂いたと、当然の事ながら感謝の尽きない旅であった。