駄弁を弄した一人旅、我に立ち返りて締め括りをさせて頂きます。
面妖な夢は平素気に掛けていた我が民族のあり様で、維新このかた最後の神風特別攻撃隊に至る根源への思いであります。三机を訪ね、維新の原動力を垣間見、集大成としての楢本神社にお参りしました。
鮮明な写真を探し得ませんでしたが、五軍神の写真を転写します。
この旅で総てが解明できるほど易しいものではなく、寧ろ「後に続く」と誓いながらの申し訳ない思いが強くこみ上げてきました。しかしながら眼を開かされたジョン万次郎殿に続き、四万十川の大蛇行には既知の土佐東部の直線的な河川との違いに気付かされました。黒潮の影響は勿論ですが、内海における大きな渦潮・早い潮流の伴う海峡もと、考察の要因が拡大してきました。俄か勉強の「風土論」の手前勝手解釈かもしれませんが。
敵を殲滅しなければ大事な水が入手出来ない環境の砂漠に発する大陸民族に比し、正に瑞穂の国の我が民族は、小部落の助け合いから来る団結心に赤穂浪士に見る忠誠心はその精華として特別攻撃隊となり更には「雷」の敵兵救助で示した惻隠の心を持つ。時に大洪水を引き起こすも常には恵みの川となる、台風・潮流亦然り。
この素晴らしい民族の今の様はなんだ?個々の物欲の様は正に大陸民族と同じではないか。かかる思いを反芻しながらも久し振りに関門海底トンネルで、タイムトンネルを潜った様な晴れやかな気分にて無事あばら屋に帰着しました。
① 小宮山兄え 酒巻和男少尉先輩について 三机では共に祈りました。近くの3号がブラジル時代 「 大変快活な先輩でお世話になりました」との話で、失礼ながら喜んでいました。
② 松本兄え Victory Turnの両提督の頭上斜めの線は小枝の残滓です。大部分は消しましたが、在 天の両提督との繋がりがイメージされ気まぐれのようですが線のみ残しました。