会社のPCがクラッシュしまして、父が投稿できないと嘆いておりますので、代わりに投稿致します。
本州では残暑が厳しい今日この頃ですが、稚内はすっかり秋めいています。
日差しのある日中はそこそこ暖かいのですが、朝、夕、夜は気温20℃を切り、結構冷え込みます。
まだストーブを焚くほどではありませんが、例年なら、もう今頃は焚いています。
今早朝、3時起きでサロベツ原野をフライトしてきました。
モーターパラグライダーで動画を空撮する仕事をしておりますので、仕事の一環です。
天候は晴れ、風速は南東よりの微風です。
北緯45°線付近の空き地からテイクオフして高度500mで巡航、日本海を右に見ながら南下します。
撮影項目であるペンケ沼、パンケ沼の全景を納めるため左旋回、今度は北上します。
広大なサロベツ原野が遙か北方に広がっています。
二つの沼は、湿地帯にあるため陸路はありません。
カヌーで、川をさかのぼるしか行く方法は無いのです。
眼下にはサロベツ川が蛇のように蛇行しています。
名のない小さな沼もあちらこちらに点在しています。
朝靄が立ちこめ、幻想的な風景が一面に広がります。
今度は低空を撮影するため50mほどまで高度を下げます。
すると湿原に、幾つもの筋が四方八方に広がっています。
これはエゾシカなどの動物の獣道でしょう。
残念ながら、水鳥以外の野生動物は見あたりませんでした。
一時間ほどのフライトでしたが、改めて北海道の広大さを感じさせる一時でした。