親愛なる海兵のおじさま
中西智子(故中西憲二次女)です。初めて投稿させて頂きます。
東京の集まりで参加させて頂いた折り、このブログの事を伺いました。
美しい花のお写真や、皆様の素敵な日々の生活を拝見しております。
香港のツアーでは、お世話になりました。私は
JALを退職し4年になり、最近は、茶道、作法、着付けなどを教えております。
さて、今日投稿致しましたのは、他でもない福久さんのお宅のこと・・・
漆芸家でいらした福久さんのご家業が今、大変な苦境に立たされております。
何か、お使い物とかありましたら、ご利用頂けないかと思い、投稿した次第です。
和物が大好きな私は、食器も例外でなく、漆器では、福久さんにずい分お世話になりました。
「海兵」といえば、雄々しい世界と思っていたところ、福久さんの漆器を知れば知るほど、
「これが、海兵の方が作られたものなのか・・・」 と思うほどに、繊細で美しく、
それは、確かな技術と審美眼に裏付けられた技をお持ちの方でした。
その美しさは、海兵時代に皆さんが持ち続けられていた、日本を思う純粋な気持ちが、
福久さんが作られるお道具の中も息づいているように感じられ・・・・
私の日常生活では、福久さんのお道具を通じて、海兵のおじさま方の存在を感じています。
日本の工芸の世界は、安価な輸入品に押され、どこも危機的な状況です。
福久さんのお宅も例外ではありません。今、二男の裕之さんが継いでらっしゃいますが、
閉店を余儀なくされている状況です。
巷では、一個人商店の閉店と見る向きもあるでしょう・・・
でも、私はそれでは諦めきれません・・・
漆は、昔、外国では「JAPAN」と呼ばれていました。
漆が「日本そのもの」だったわけです。
そして福久さんの漆器には、「海兵の魂」が宿っていました。
日本で唯一無二の漆器です・・海兵の精神が宿り、日本の食卓を支えるお道具です・・・
海兵の精神を引き継いだ日本がなくなろうとしている現状を、何とかできないものかと思い、
投稿しました。
私も出来る限りの事を手伝わせて頂いてますが、一人でできることは知れています・・・
先日、公園で遊ぶ可愛い園児達を見ていたら、その先生が全員、外人で愕然としました。。
とある小学校では、校長先生がお茶の先生に「お辞儀の仕方を教えてほしい」と依頼をし・・・
海兵のおじさま方が護ってくださった日本人は、
今や魂も外人に委ね、日本人の埃を失いつつあります・・
日本人が日本の子供たちに何を教えて良いのかわからなくなってきています・・・私は
第二の人生を、日本人が日本を取り戻す事をやっていきたいと思っています。
日本が大好きなのです。。海外へ行けば行く程、日本が好きになりました・・・
海兵の血がそうさせているのかもしれません・・・
福久さんの家業の危機は、私にとっては、海兵魂の宿った日本を失う事・・・
最後まで何とか望みをつなげたら・・・と思っています。
もし、ご協力いただけるのでしたら、福久さんにご連絡をお願い致します。
福久裕之
携帯電話番号 090-8268-3672
皆様におかれましては、お身体大切にお過ごし下さいませ
中西智子