かって石炭産業で栄え、現在も 国内唯一 の坑内掘り炭鉱が釧路市に存続
しています。
『釧路コールマイン』
旧太平洋炭鉱(大正9年)が設立され,石炭は釧路の3大基幹産業(石炭、漁業、
製紙)の1つでしたが、国のエネルギー政策の転換などにより、平成14年 長い
歴史を残して閉山となりました。
地元経済界が、同炭鉱の一部鉱区を引き継ぎ 新会社 『釧路コールマイン』 を
2001年に設立し、 年間50万~70万トン(主に石炭火力発電所向け)を採掘して
います。
海外の技術指導にも 力を注ぎ、これまで、ベトナムや中国から 1700人以上の
研修生を受け入れています。
(写真は春、北海道新聞より)
海底下200メートルの地中。 炭層をなぞるように、電動ドラムカッターがうなりを
上げ突き進む釧路炭鉱の 切り羽(採炭現場)。

崩落を防ぐため、コの字形をした自走枠という機材140台がカッターの進路に
沿って並び、天盤を支えています 1台当たり738トンの荷重がかかる枠の中、
作業員は 1番安全な場所という。
電動ドラムカッターが一気に採炭した後、自動枠と呼ばれる補強機材が天井の岩盤
を支えながら前進する。生産性が高い 「ロングウォール採炭法」 と呼ばれる方式。
石炭は次々とベルトコンベアにで選炭場へ運ばれます。