永瀬兄、是枝兄の丹念なトレースのお陰で、当談話室の来訪者名簿が整備されています。2月15日現在32名。これを卒業後最初の配置で分類すると、
飛行学生43期 15名
潜水学校 4
砲術学校 4
電測学校 3
戦艦・巡洋艦・空母 3
兵器学生 2
航空隊付 1 となっています。
情報通信というのは、やはり早くから飛んでた人に向いているのでしょう。さて、我々横須賀砲術学校(以下横砲)組は、舞鶴を含めると約150名。”軍紀・風紀の風が吹く”と言われた校門代りのトンネルを出ると、そこは雪国ならぬ横砲の営庭でした。つい昨日まで1号で威張っていたのが、3号に逆戻りしたようなもので、茂木明治指導官(68期、大尉)から支那竹で叩かれることはあっても、こちらが殴る相手はいません。起床や体操について、高松宮教頭(大佐、52期)から候補生総員集合がかかり、”ダラダラするな”とお達示もありました。先ずは朝から夕まで座学ばかり、sin・cosで眠くなると茂木教官のポカリ。艦砲射撃の設定諸元は、18項目もあって、ほんとに要るのかと驚くばかりです。高角砲は、探照灯に連動して砲身が動くのや、電探に追随するの等、最新式のものを習いました。さあ、絶好の実戦機会が訪れました。横須賀要塞の真上に、B29が1機来たのです。長くなったので、次回とします。