「写真」
選りに選って、『コドモの日』に妙なレポートになりましたが・・・・・・
花を求めて歩くうちに、 大井川の堤防下に 思い掛けない物を見掛けました ・・・・ 『麦畑』です ・・・・
振り返れば、昔は極く当たり前の事として眺めた「麦畑」も、最近は余り見掛けなくなって仕舞いましたが、 これは、当地に限っての事では無いでしょう ・・ (麦は輸入に頼る様になって仕舞った結果では・・・・)
当地で麦を栽培する目的は、食べる為では無く ・・・ 燃やす為の『麦藁』を採る為なのです ・・・・
・・・・・ 其の昔 と言っても、 そんなに古い事では無く、ご多聞に漏れず 大井川でも水難の犠牲者は少なく有りませんでした ・・・ 其の「無縁仏」を弔って、 毎年「お盆」の時期に、 大きな「たいまつ」(高さ10数メートルで 「灯篭(トーロン)」と呼ぶ)を 河原に立てて、 燃やす習慣が続いて居るのですが・・・・・ 其の中に詰め込むのに 「麦藁」が欠かせないのだそうです ・・・・ ((パチパチと 音を立てて、勢い良く燃える「麦藁」の特性が、他の物では得られ無いのだと・・・))
(「灯篭(トーロン)」に就いては、 其の時期に紹介したいと思って居ます)
5月5日 小宮山 玄二
「写真」