「写真」
(( 近頃、何かの都合で、「文献」や「資料」を見て居るうちに、 ”オヤー、そうだったのかー”と、 改めて、認識させられたことが有ったので、 紹介して見ます ))
1. 「小さいハナシ」 ・・・ 『ナノテクノロジー』
(1) 極々小さい寸法の物を扱う「技術分野」を 『ナノテクノロジー』と呼ぶようですね。
(2) 処で、この ナノ とは、何を意味して居るのだろうか ・・・ これは、ギリシャ語で 「小さな人」を意味する「接頭語」だそうで ・・・ これを、単位系に取り入れて、 『n: 10億分の1』 を示すものとしたのだそうです。
(仲間) d(デシ): 10分の1、 c(センチ): 100分の1、
m(ミリ) : 1000分の1、 *(マイクロ): 100万分の1、
n (ナノ) : 10億分の1、 (* ・・ ギリシャ文字のミューだが、出 せないので、省略)
(3) ”10億分の1”とは、どんな感じ ・・・
それは、「100kmに対する 1cm」 と云う関係 (上図:イメージ画像参照)
(4) 然らば、 ”1 nm(ナノメートル)とは、如何ほどの寸法か”と 云うと・・・・
・・・ 諸兄が、「さて、ヒゲでも剃ろうか」と思い、”カミソリを手にしてから 剃り始めるまでの間に伸びるヒゲの長さ” だと思って、間違いないそうです ・・・ ((実に、スバラシイ説明だとは思いますが、見当が付きませんが ・・・ 概ね、物質を構成して居る 「原子」1つ1つに相当するレベルの寸法の様です))
・・・・・ 験しに、 nm で身近の物の寸法を測って見ると ・・・・・
サングラスのコーティング層の厚さ ・・・ 約 10 nm
髪の毛の直径 ・・・ 約 8万 nm
1ドル紙幣の厚さ ・・・ 約 10万 nm
虫ピンの頭の直径 ・・・ 100万 nm
小指の爪の幅 ・・・・ 約 1,000万 nm
(5) 「ナノテクノロジー」の世界 ・・・ 既に、日本人が発見して世界的に注目されて居る「カーボン・ナノチューブ」に見られる様に、此れまでのわれわれの日常感覚では律し切れない様な、物質の特異な機能を秘めた技術分野と云うことで、目が離せないと思います。
2. 「大きいハナシ」 ・・・ (Googol)(グーゴル)
諸兄も利用されたことが有ろうかと思いますが、 "Google(グーグル)”と言う 「情報検索サイト」が有りますね ・・・ (今や、「世界最強のサイト」と評されていますが) ・・・ このネーミングの語源になったと言われて居るのが Googol です。
(1) Googol : 「10 の 100乗の数値」で、 「無限大を意味する」
(2) 「10 の 100乗」とは、どれ程の大きさかと云うと ・・・1の後に0を 100個書き連ねて表すことになるが、これ以外に表し様が見当たらない ・・・
・・・ (( 何しろ、全宇宙を構成して居る「素粒子」の数が、 「10 の
74乗個」だと云うのだから、 引き合いに出すのに、 あと幾つ「宇宙」を持って来ればいいのかさえ思い浮かばない始末・・・ ))
本日は、此れにて お仕舞いとします。
6月20日 小宮山 玄二