4月18日から25日まで『青く輝くエーゲ海 ギリシャ神話の国スケッチギリシャ
の旅」 と称するツアーに参加した。参加者は13名で大半は私が習っている
絵画教室の会員でギリシャは三鴎会の旅行で訪れたことはあるらしいが私は
始めてである。
4月18日(水)
14:00 アリタリア航空で成田発 ローマ乗り継ぎでアテネに到着したのが
00:35 新しい綺麗なHOLIDAY INNに着いたのは01:25であった。
(時差 イタリア 7時間 ギリシャ 6時間)
4月19日(木)
09:30 ホテル出発 11:40の国内便(エージアン航空)でアテネ空港から
最初の目的地サントリーニ島に向う。現地ガイド木下光子さんを紹介される。
1974年からギリシャ在住のしっかりした日本人女性でアテネでの帰国まで
世話になった。旅行の充実はガイド次第というが 二重丸である。彼女は
日本の雑誌『正論」を読んでいるそうだ。約30分でサントリーニ空港に着陸。
フイラのARESSANA HOTELに2連泊する。この島はエーゲ海キクラデス
諸島の最南端にあり紀元前1450年頃に起きた火山の大噴火によって島の
中央部が海中に没したため現在の三日月の形の島となり学説では『幻の
アトランテイス大陸」であるといわれている。三日月の内側に連なる断崖の
上に青い屋根の白い家々が建ち並ぶ光景はエーゲ海を代表する景観として
有名である。午後は自由行動で皆さんは散策、買物に出掛けたが明日は
一回目のスケッチとなるので手馴らしのためホテルの近くの大聖堂の
デッサンをする。ドームの形や回廊の曲線など結構難しい。
立って描いていると犬が一匹すり寄って来る。そのうちに私の靴の先を枕に
寝てしまう。この辺りは首輪のない犬が方々で寝そべっている。のんびりして
いる所だ。
ホテルのベランダから仰ぎ見る夜空は三日月の島にふさわしい三日月と星
が美しく明るい。
4月20日(金)
昨日犬にサービスして貰った場所でデッサンの仕上げをする。天気は良いが
風が吹いて寒い。昼食後バスでフイラから北へ10km 崖の上のくねった道
を走ってイアの町のスケッチポイントに着き15:15から17:00までスケッチ
各自適宜場所を選んで良いとの先生の指示であったガ、私はあちこちと探す
ことをせず海と島を背景にした眺望の良い崖の上に建つ白い建物をモチーフ
にしようと高さ1mの石の壁を乗り越えて草の上に座って描き始めたのは
いいが白色の建物が入り組んで建つているので見分けが中々難しく時間内
での着彩がかなり残り未完作品となった。
鏡のような紺碧の海に浮かぶ島々、行き交うクルーズ船 ボートのとりなす
静かな風景は絶品であった。
木下ガイドの話によれば最近日本人観光客が減り、代わって中国韓国人の
ツアーが増えている。日本からギリシャまでの直行便がないのも原因を
なしているとのこと。
4月21日(土)
二番目の訪問地ギリシャ北西部のカランバカにアテネ経由で向かうために
ホテルを朝6時に出発する。07:25 サントリーニ島出発 08:10 アテネ
着 アテネ カランバカ間陸路380Km 大型バスとはいうものの陸路の
6時間はちょっとしたものだ。カメナゴルラという海水浴場で昼食休憩。
ギリシャはトンネルが少ないため山越えが多くなる.天候 曇 淡霞
見渡す限りのオリーブ畑を見ながらバスは直線道路をひた走る。
16:25頃バスの前方に突如メテオラの奇岩山が出現する。
16;50 カランバカ着 HOTEL METEORA 2連泊
明日はこのツアーの目玉とも言える世界遺産のメテオラ修道院の見学と
二回目のスケッチの予定である。
(メテオラ修道院 1988年登録 文化と自然の複合遺産)
拙文ですが次回以降をお楽しみに 井上洋一