6月26日ジュネーブを皮切りに7月2日チューリッヒ出国の一週間スイスを
訪れた。スイスは九州と同じ程度の狭い国土の60%をヨーロッパの屋根と
言われるアルプスで占められており、4000m山が38ある。モンブラン
4807m マッターホルン4478m ユングフラウヨッホ4158mの名峰の
山頂を望む展望台に登山電車やゴンドラで登って雪を頂く山の気に触れ
ヘアピンカーブの続く難狭路をラッパを鳴らして運転する峠越えドライブの
迫力などすっかりアルプスに嵌ってしまったがその中の旅行記の一こまを
紹介したい。
6月30日(土)
グリンデルワルドはアイガー北壁の町として知られる。午前中ユングフラウ
の観光である。ホテルから15分の駅(JUNGFRAU RAILWAYS{標高
1034m)を8;32発9:18クライネシャイデック着{2061m}列車を乗換え
9:35発、トンネル内の二つの駅ではアイガーの北壁をくりぬいたガラス窓
から写真を撮る為下車する。最初の駅は標高2865mのアイガーウアンド
二つ目は3160mのアイスメーアであるが、アイガー メンヒ ユングフラウ
の3名山は雲がかかっていたため全部カメラ」に収められず残念であった。
10:20発終点tTop of Eyrope Jungfraujoch(標高3454m)着
「ヨーロッパの屋根」 と呼ばれるヨーロッパ最高峰の鉄道駅である。
直ぐ外に出て、Sphinx Observation Terraceと称する展望台
(3571m)に登るためリフトまでゆつくり歩く。気圧のせいか少しふらふら
するが頑張る。ドーム型天文台に造られた展望台からはフランス ドイツ
イタリアの山々まで見渡せる絶景である。アイガー ユングフラウは良く
見えたが真ん中のメンヒは雲に隠れていた。世界一高い所からの郵便は
如何とばかり構内ロビーの郵便局は大忙しで我も我もと絵葉書に切手を
貼り記念スタンプを押して投函している。 11:35ポスト前集合まで
自由時間を楽しみ、11:54発の電車で次の駅クライネシャイデックまで
下りレストランで昼食を取り、有志は次の駅のアルピグレン(1616m)
まで下り坂を40分から50分の予定でウオーキングすることになり
13:50スタートする。悪路ではないが砂利道が多く滑らないように気を
遣うので結構手間取り15:10に到着。15:33の電車で16:00に
グリンデルワルドに戻ったが健脚者は30分前の電車で帰ったと聞く。
一行の中で新婚旅行を兼ねて参加された若いカップルが好意溢れる
人達で私たちを気遣って一緒に歩いてくれた。
好天に恵まれたアルプスバレーの開かれた緑の視界の爽やかさは
忘れることは出来ない。