(( 昨年の暮れ頃だったろうか・・・ 「戦艦 大和」の模型を 造ったと、伊豆下田在住の徳山を紹介した事が有りましたが・・・ 其の後で、 ”今度は 「ゼロ戦」を造ろうと思うんだが、出来たら 貴様貰うか ?” と言って来た ・・・
”へー 貴様 そんな物を作るのか、 勿論 貰うよ” と答えておいた処・・・ ))
四月の末に電話が掛かって来て・・・
”やっと 出来上がったから、持って行くが、何時にしようか ?” とのこと・・・
結局、彼が現在「頚椎の牽引療法」を受けている中伊豆の病院に寄った序でに、大井川まで足を伸ばそう・・・ と云うことで、 5月2日に 奥さんと一緒に来て呉れました ・・・
(( 彼は 「心臓」や「腰」や「首」と体中傷めて来た挙句の事なので、”どうなのか” と気懸かりだったが、特別の異常感な無く、”ほっ”とした 次第でした ))
処で、 其の作品たるや・・・
( 寸法は 実物の 1/32 と云うことで、全長 28cm余りの コジンマリとした物だったが・・・ )
其の「内容」、「仕上がり」共に 驚異的で有りまして、エンジン、機体の構造部品からして塗装着色して組み立てられ(部品点数 数百点に及ぶと思う) ・・・ 更には、機台に仕組まれたスイッチを入れれば ・・・
おもむろに、イナーシャ(慣性起動器)の回転音に続いて、 ブルッ、ブルッ とシリンダー毎の起動音・・・ やがて、全シリンダーの連続爆発音・・・ しばしの「暖機運転」の後、全開テスト・・・ 後は 継続した飛行運転音 ( その間、勿論 プロペラはそれなりに回転) ・・・
スイッチを切ると・・・ 一旦回転を落とし、最期に回転を上げてプラグの汚れを落とした処で静止 ・・・
・・・ 実に 「知る者」をして、泣かせる代物で有りました
( 上掲 ) 模型の運転状態 と、 徳山夫妻と小生
( 下掲 ) たまたま 4日に御殿場へ行って撮ってきた富士山
早くも「田植え」が行われて居て、其の水田 に影を落とす富士と
陸上自衛隊の演習場の端からの富士 ( 前方に白い四角形が見えますが、実弾射撃の弾着地です )