7月1日
コッツウオルズ地方は北はストラトフオード・アポン・エーボンから南はバースまで約160Kmの東京都程の大きさの緩やかな丘陵地帯で、木々の緑 草の緑 畑の緑それぞれの織り成す風景と風情は目に焼きつき心が和んだ.添乗の飯島さんはバスの中でコッツウオルズでは「写真以外はとらない 時間以外は殺さない 足跡以外は残さない」といわれていると、軽妙に案内した。私はこれは美しい自然や古い建物の保護と環境の保全を訴えながら、写真と時間と散策による楽しみ方をPRし、歓迎のコメントに当てていると自分なりに解釈した。
9:30 ストラトフオードのホテルを出発後約1時間でバイブリーに着く。
「かるがも」の親子泳ぐ透き通ったコルン川のほとりを歩き、丘の上の木立の中で静かに佇む蜂蜜色の石造りの家並みーArlington Row として知られるーをバックに集合写真を撮り、好天に恵まれ 英国で一番美しい村の雰囲気を満喫した。
11:35 バイブリー出発 一路ロンドンへ 途中サービスエリアで小1時間軽食休憩をとり
14:30 馴染みのオースチンのタクシーや赤色の二階建てのバスの走るロンドンに到着、有名デパートHARRODS内レストランで英国独特の サンドイッチ、スコーン、ケーキの三段重ねのアフタヌーン テイー
私達は出発前から打ち合わせを重ねており、ここで会う約束をしていたロンドン市外に住む
恋人 岩橋あかりさん 6才 と会うことが出来た。彼女は中村慶典君の孫娘でご両親ともども
3月からロンドン在住中で、ご家族元気で何よりだった。
食事後ビクトリア駅の近くの「シスルウエストミンスター」ホテルにチエックイン
(註)シスルホテルは市内に17あり THISTLEは 薊である
休憩後ライセウム シアターで19:30開演の「ライオン・キング」を観賞 人気のある本場の
ミュージカルを楽しんだ。
同行の歌人の短歌
「ミユージカル 楽しみ終わり 外(と)に出れば 薄暮残る ロンドンの街」
7月2日 気温30度を越す
午前中市内観光
・ウエストミンスター寺院 ・国会議事堂 ビッグベン(時計塔) ロンドンアイ 市庁舎
セントポール寺院 以上車窓より ・ロンドン塔(下車) タワーブリッジ
・ 世界遺産
バッキンガム宮殿に戻り11:45 衛兵交代を見学
午後 市内最大の公園 リージエンツパーク内クイーンズ・メアリー・ガーデンにて最後のスケッチ 13:30~15:45の予定 暑さのためにバラも元気をなくしていたが、淡いチョコレート色のバラが左前方 深紅のバラが右前方 それぞれの前方に柳 その前が道 その前が池
という構図で描き始めたが、遠近のとり方がまずく失敗作
同行の歌人の短歌
「照り返し 避けて木陰に 絵筆執る 猛暑に耐える リジエンツのばら」
スケッチ終了後の集合場所をしっかり把握していなかったため、ガーデンの外へ出て暫く歩いてしまいこれはおかしいと気付いてもとへ戻って事なきを得たが10分以上皆さんに迷惑を掛けた。
夕食前にB・Aロンドン・アイに乗る。2000年に造られた高さ135m 一周約30分近未来的なカプセル型の観覧車でガラス張りのパノラマビユーを楽しむ。
夕食はマリオットホテル内の日本食レストラン「小津」で乾杯
7月3日 今日も暑い
出発まで自由行動の日であったが全員地下鉄でトラフアルガー広場の北側に位置するナショナルギャラリー(1838年完成コリント式柱廊にドーム屋根)へ行き名画を鑑賞する。
年代毎に1250~1500年~1600年~1700年~1900年と4つのグループのコレクションとなっており、最も人気のある名作30点がハイライトとして案内図に載っている。
日本語ガイドレシーバーで特定の絵について説明を聞くことができるが説明時間の長いのもあって他の絵を見る時間がなくなるので注意を要する。矢島先生と一緒になったらラフアエロのあの絵は見ましたかと注意された。
12:30で終え地下鉄でピカデリーサーカスに移動し中華料理の昼食後ホテルへ戻る。
16:00 空港へ向け出発 16:50ヒースロー空港に到着
19:40 全日空202便でヒースロー空港出発 さまざまな思い出を胸に 約11時間35分
の空の旅
7月4日 14:45 成田空港に到着 有意義な旅であった。